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狂気

千葉4-3讃岐

この試合を最後の最後に劇的に盛り上げた、いや、盛り上げてしまった原因になったプレー。
アディショナルタイムにカウンターアタックに打って出て、結果的に危険なボールロストに繋がってしまった。
賢いプレーではない。狂っている、とも言えるだろう。
しかし。狂ったチームだからこそ、この試合の勝利はあった。
大久保選手の退場による数的不利、1点ビハインド。この状況でPKを得て追い付く。常識的に考えれば、プレー再開を出来るだけ遅らせて時間を稼ぐべき場面だろう。しかし、PKを決めたラリベイ選手はすぐさまボールを抱え込み、センターサークルへ走る。
狂気を感じた。
そして、その狂気が、逆転ゴールを呼び込んだ。

エスナイデル監督のもとでスタートした今年のジェフ。極端なハイラインとハイプレス、そのピッチ上の狂った光景は大きなインパクトをもたらした。しかし、シーズン開始当初、選手たちは狂い切ってはいなかった。特にアウェイの戦いで顕著だったのだが、相手に先手を打たれると急に弱気になり、しかし形としてのハイラインだけは保ったままになってしまい、脆さを露呈していた。
しかしここに来て、最初から最後まで失われることのない攻撃性がチームに浸透してきた。
狂気を孕んだ情熱が、チームに宿ってきた。


この狂気は、いつまで続くものなのか。冷静に考えてしまえば、エスナイデル監督一代で終わってしまうものなのだろう。
ジェフユナイテッド市原・千葉というクラブには、長い目でひとつのチームカラーを育てていくという思想は、無い。全ては結果ありき、である。そして今のサッカーでは、結果(つまりJ1昇格)を得るのは難しいだろう。いくら高い攻撃性を持っていても、この守備の脆さではリーグを安定して戦い抜くことは出来ない。
仮にエスナイデル以降も姿勢を変えない、という考えがあったとしても、それは高橋GMが在籍している間だけのことだろう。強化責任者さえも、結果が出せなければ短期間で交代させられてしまうクラブである。高橋GMの任期は3年のはず。つまり、来年までにJ1昇格を果たせなければ、今やっていることは全て白紙になり、また別のことをゼロから始めることになるだろう。そういうクラブだ。

だからこそ。
今のサッカーで結果を出して、この先も続いていくことがあれば。
もしくは、結果以上の価値が今のサッカーから見いだされ、この先への基盤となっていけば。

ジェフユナイテッド市原・千葉というクラブが、この狂気に蝕まれていくことがあれば。

とても面白いことになるだろう。

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たしかちょうど1年前くらいに、ほかのアーティスト目的で見に行ったライブに対バンで出てて初めて知った、かききまなみさん。初めて聴いたのが、これ。
「賞味期限切れの道明寺」
まずはタイトルを告げられた時点で「…はい?」ってなったし、曲が始まれば童謡っぽい…というよりまさに童謡、というメロディとそこに載るぶっ飛んだ歌詞に「な、何者だこの人…」と思った。なんか座敷わらしとか自称してるし…。その他の曲も、和風でファンタジックで、ふんわりとした雰囲気が印象に残って。インパクトでかすぎる出会い。
ちょっと気になりすぎて、その後度々ライブに足を運ぶことになる。最初の頃は、出演時間がたった15分くらいのいわゆる地下アイドル箱が多くて(そのへん門外漢なのでものすごいカルチャーショックを覚えた…)、だいぶ苦闘されてたみたいだけど。長めの時間が確保出来るライブだと曲の良さが表現できていて、かなり面白い存在になるんじゃないかなあと思ってた。

そして今回の、初主催ライブ。
オープニングの30分と、トリの1時間という長時間のライブで、じっくりと自身の世界を表現していた。
日本的な郷愁、童心、時に死のイメージをも纏う仄暗さ。多くの曲に共通したテーマが存在するので、披露する曲数が多いということにとても意味があった。より深く作品世界を味わえた。
また、自身初の主催という意気込みもあってか、普段に増して感情表現の幅が広く、深かった。
特に心打たれたのが、この曲。
「迷いホタル」
かききまなみさんの曲は、幼い頃の思い出を歌ったものが多いのだけれど。この曲は、現在の自分と過去の情景を繋げた歌のように思える。「今」を歌うこの曲が、本当に気持ちを込められて歌われいていた。とても心に響いた。
特別な空間だった。

ちょっとしたきっかけで知って、それを追いかけていたら、とても素敵な景色を見せてくれた。音楽を聴く者として、こんなに嬉しいことはない。

あっすみません最初に言っておきますけどこれツイッターでペロペロっとつぶやこうとしたけど文字数全然足りなそうなのでブログ使ってるだけで。特に内容もなにもないです。読まずにスルーしていいやつ。

いやー弱いねジェフ。ほんと順位表が実力を表してる。きっと一部では熱狂的な監督不信が湧き上がっていることでしょう。でもこの弱さ、監督ひとりで作れるもんじゃない。クラブが弱さに弱さを積み重ねるようなチーム作りを長年続けてきた結果としての確固たる弱さでしょうこれは。
ポゼッション風になったりオランダ式ポジションサッカーになったりショートカウンター狙いから始めてポゼッション志向に移行したりそれをさらに深化させようとしてるかと思ったら急に何をやっても結果ドン引き蹴っ飛ばしにしかならなくなったり。
極端に方向性を変え続けるから、新しい監督が就任して新しいサッカーをやろうとしても、そのサッカーに適合する人材がいない。パッチワークみたいな補強では追いつかずに結果出なくて監督クビにして新監督で新しいサッカーやろうとして以下同文無限ループ。そして起こったのがかの有名な「レヴォリューション」。まるっと選手を入れ替えての再出発はいきなりつまずいてまた監督クビにして内部昇格の監督で結果出なくてまた新監督呼んで、

え???これでどうやって強くなんの?????

今は、本当に完璧に焼け野原になったまっさらの地平から始めてるところ。何一つとして土台はない。これじゃ、まともにまっすぐ立つことだって難しかろうと思うよ。
ここまでの状況、監督ひとりで作れるわけがない。それなのに結果が出ないことをすべて監督の責任として押し付け続けてきたクラブの風土が、弱さに弱さを積み重ねて本当の弱さを築き上げた要因だと思うんですけどね。

未だに高橋GMが何を考えてる人なのかさっぱりわかんなくて。今だけを見るタイプなんだか先を見据えているんだか知らないけど。今のエスナイデル監督のサッカーが、GMが思い描いている将来への道から外れていないのならば客の意向なんか無視してどんどん続けていけばいいし、既に道を踏み外しているのだったらすぐさま軌道修正したほうがいいだろう。
クラブ自体がサッカーの方向性をきちんと定めること、そしてそれを続けて、続けること。まずはそこから始めないと、いつまで経っても弱くなり続けるだけだろう。まあそんなの誰に言われるまでもなく、今までのクラブ自身の歩みがとても解りやすく実証してるんだけどな。

ジャケ買いにわりと成功する。
本当に真剣に創られた音楽作品なら、そのアートワークも本当に作品に沿うように思いを込めて創られているからなんだろうな。だからジャケットに心惹かれて手に取ると、だいたいその音にも心惹かれる。

主催者の大切な思いが込められた音楽イベントって、メインアクトだけじゃなくて全ての出演者が素晴らしいと感じる。主催者が本当に共感している人達が集められているから、その中の1組でも好きだと、だいたい全部好きになる。


元々大好きなバンド・POLTAのライブ告知でアンテナガール『+A - PLUS A -』リリースパーティというイベントを目にしたとき、おおっ?と思った。POLTAはもちろん、その作品に参加しているギタリスト・津田とばりの名もあり、POLTAのアルバムのアートワークを担当しているあけたらしろめの展示もある。つい最近偶然MVを目にしてすごく気になっていたbrinqも。ここまで符号があったら、これ行かなきゃならないやつかもと思った。

その時点ではアンテナガールのことはほとんど知らなかったんだけど。M3という音楽同人即売会に行ったときに、アルバムを購入した(もともと、あけたらしろめの音楽プロジェクト"ORIS"のCDを買うためにその販売元であるゆざめレーベルのブースに行くつもりではあった)。
アップリフティングなトラックに乗った可憐なヴォーカルの、とてもキラキラしたポップミュージック。だけどただ単純に楽しいのではなく。そこで描かれるのは、寂しさや切なさといった感情。
アンテナガールの世界が、一瞬で好きになった。

+Aリリースパーティ。祝祭の喜びに満ちた、幸せな空間だった。ここに導かれて良かったなあと思った。


CDショップでこっちを見つめてきた、なんだか寂しげな二人の姿。そこに心惹かれてから、少しずつ世界が広がってきた。そしてまたひとつ、素敵な世界に連れてきてくれた。

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ちばぎんカップを観戦して、ヤン・フェルシュライエン監督が就任した頃のジェフを思い出した。
当時、中堅メンバーをごっそりと解雇して刷新されたチームは、選手の能力を度外視したかのような猛烈なプレッシングで、開始10分でピッチ上の選手たちが力尽きてしまうようなサッカーを展開していた。
フェルシュライエン監督下ではこれといった成果を残せず、その後、何度も監督が交代された。ただ、祖母井GMの志向するチームは、それぞれの監督でディテールは異なるものの、組織で相手ボールを狩りにかかるアグレッシブな守備という点では常に共通していた。
それが、イビチャ・オシム監督下での成功に繋がっていった。

2/17発売のエルゴラッソに掲載された羽生直剛選手のインタビューを読んだ。
選手としてのピークが過ぎた今、J2のジェフユナイテッド市原・千葉へ移籍することで生じるリスク。そのリスクを負ってまでも新しいチャレンジを選択する意識。その攻撃的な意識に、やはりイビチャ・オシムの下で育った選手であるということが感じられた。

歴史は、そこで育った選手の中に息づいていた。
そして。今のクラブの中には、チームの中には、何も根付いていない。


はっきりと言うけど。自分は、関塚監督のチームが嫌いだった。
年間を通して積み上げていくものが何もなく、開幕をピークとしてただただ弱体化していくだけのチーム。
15シーズンの最終節などクラブ史上最悪の試合だと思ったし、メンバーが刷新された16シーズンは、その最悪な15シーズンの倍速再生を見ているかのようだった。
だけど同時に、本当にジェフらしいチームだな、とも思っていた。
少しずつ力を積み上げる努力を放棄して、現状のままで成果を出そうとする。それで結果が出なければ、やっていたことを簡単に放り投げる。
まさに、祖母井GMが去った後のジェフユナイテッドというクラブを象徴するかのような姿だったように思う。


本当に何もなくなってしまった今から始まる、これからの時間。
今始めたことから何かを積み上げて行くのか。
何かを壊し続けていくのか。
どちらの歴史を繰り返すのか。

正直言って、信頼も期待もないけれど。
願いはある。

強くなるために必要なことを、怖がらずに続けて欲しい。

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